インテリア・ゆるトーク vol.5 「ゆとりとインテリア」
目次
今年もありがとうございました。
今年もみなさまにお世話になり、ありがとうございました。
振り返りますと、私は生きていく上で「学び」や「気付き」が多くあった一年のように感じています。
仕事の上では、ちょうど今月にスペイン大使館で開かれました「SIESTAに学ぶ時間のデザインとこれからのワークスタイル」セミナーに参加する機会がありました。
貴重な学びをいただきましたので、少しお話してみようと思います。
■「小春日和」のある一日。
先日、某ヨーロッパのテキスタイルメーカーへ問い合わせしたところ、
すでに休暇に入っていて、年明けのスケジュールもゆっくりで、問い合わせの回答待ちとなってしまいました。
ヨーロッパは、バケーションやホリデーが長期期間あり、家族や仲間とのプライべートを重視した生活です。「シエスタ」もランチの後、少し休憩したり、くつろいだりする時間だと聞いています。
自分がスペイン人であったら、イタリア人であったら、なんて想像できませんが、
人間性や人生はまったく異なるでしょう。
■今年夏に訪れた金沢21世紀美術館
ただ、今では、本場のスペインでも「シエスタ」の時間としては、
一般認識としてはどんどん短くなっているようで、以前は、家に戻り食事をとったり、
2時間ほど休憩するスタイルは、今では短なんてことは珍しいとのことでした。
(アトリエ・コブフジ 代表 / 芝浦工業大学建築学部 准教授 小塙 芳秀氏)
「SIESTAに学ぶ時間のデザインとこれからのワークスタイル」
Lighting ’’Compass ’’
会場地下では、スペインインテリアメーカーの新作が展示されていました。
参加前は正直、このタイトルはピンとこなかったのですが、
セミナー後のパーティの際、秋和氏とお話するチャンスがありお話を伺いました。
(株式会社 環境計画研究所 代表 秋和 悟之氏)
この「シエスタ」という言葉は、時間をデザインする概念であり、
言い換えると、余暇(レジャー、エンターテイメント)のような解釈だそうです。
私は帰宅後も数日間、ずっと考えていました。
そして、ついに、私はこの理解から答えらしきものを導き出せました。
[一度立ち止まり、楽しむ、生きる方法をゆっくり考える、深呼吸して前に進む]
コロナ禍から新しい時代へ大きく動いています。
今一度、ゆっくりこれからのこと考える年末になりそうです。
では、みなさま。よいお年をお迎えくださいませ。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
Ref.主催:スペイン大使館経済商務部主催
会場:スペイン大使館 会期:2023年12月14日(木)