『今更聞けない遮光のはなし』
目次
遮光カーテンってなあに?
みなさんはカーテンを選ぶときに何を重要視しますか?特に寝室のカーテンを選ぶとき、『遮光カーテン』にしたい!と思う人も多いのではないでしょうか。今更聞けない遮光カーテンの基本を確認しましょう。
遮光カーテンと非遮光カーテン
カーテンには大きく分けてドレープ(厚地)カーテンとレース(薄地)カーテンがあります。遮光カーテンはこのドレープカーテンの中の種類です。光を遮る=部屋に光が入らないようにするカーテンです。寝室などの寝る部屋や、最近だとプロジェクターを使用する部屋に選ばれることが多いです。ここでひとつ言っておきたいのは、リビングなどのメインのお部屋に遮光カーテンを選ぶべきではないということ。遮光カーテンをつけると日中もお部屋が暗くなります。『昼間はドレープカーテンを開けてレースだけにするんだから関係ないでしょ?』と思われるかもしれませんが、カーテンを開けると『溜まり』が発生しますよね。それが窓を壁のようにふさいで日の光が入る場所を狭めてしまうので暗くなるのです。なのでリビングなどには非遮光のカーテンをお勧めいたします。
遮光の等級
遮光カーテンといっても実は等級がかなり細かくあります。遮光1級/2級/3級とありますが、その等級の中でもメーカーごとにABCや+表示でさらに区分けしています。遮光1級の上の『完全遮光』というカーテンもあるんですよ。これは生地の裏をコーティングし、光が完全に入らないようになっています。(生地の裏がレインコートのようになっているイメージ)
遮光1級の中でも5段階も分かれています!!※表はNIF様のHPからお借りしました。
遮光カーテンの裏技
いざ遮光のカーテンを選ぼうと思ったら気に入ったものがない…とお悩みの方もいるかと思います。特に明るい色の生地は遮光等級が弱いことがほとんどです。そんな時は好きな生地に遮光裏地を付けるということも可能ですよ。(全然裏技ではないですが笑)単純に2枚生地を重ねることになりますのでコストは多少かかりますが、生地も傷みにくくなりますし、お勧めです。例えばリビングと寝室の窓が隣り合っていて、お部屋の雰囲気は統一したいけど明るいのは困る…というときにも同じ生地でカーテンを作り、寝室側だけ遮光の裏地を付ければ雰囲気を損ないません。
まとめ
これから引越しシーズン。カーテンは思いのほかお部屋のイメージを左右します。急いでいるからと安易に決めず、そのカーテンがご自身の生活スタイルに本当に合っているか考えながらじっくり選んでください。もちろんFABRISTAでご相談を受け付けております。ご一緒に後悔しないカーテン選びをしましょう。