インテリア ・ゆるトーク vol.7                   「デコ・オフ パリからの春のお知らせ。」

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Paris Deco off 2024 ロンドン、パリから春の訪れ。

一日一日、新しい季節の足音も聞こえてまいりました。

先日、テシードさんのショールームで開催された「パリ・デコオフ2024 壁紙ブランド新作&トレンド報告会」に参加させていただきました。

テシードさんと言えば、SNSをフルに使い「海外WallPaper」や「美しい壁紙のある風景」を紹介しているプログラム作りはプロアマ問わず、人気があり、さらにはインテリアコンテンツマーケティングの観点からみても充実していて勉強になります。

株式会社テシード社さんのインスタグラムはこちらです。

冒頭、江面社長のご挨拶では、

「とかく白いビニールの壁が一般的な日本の住宅にも、多くの面積を用している壁だからこそ、華やかアートのある暮らしを取り入れていただきたい。」

時には癒しを、時には活力のある時間を過ごしていただきたい。住人が健康で幸せな生活を送れるように使命として広めていきたい、と熱く愛情豊かに語らていらっしゃいました。

これでは、今回ご紹介された新作のなかから、私が印象に深く残った壁紙アイテムについてお話させていただきます。よろしければご覧くださいませ。

Humming Birds (愛と美と幸せを。)

イギリスCole&Son社の「Selection of HummingBirds」です。

バッキンガム宮殿などクラシックで、ゴージャスなイメージの強い、英国王室御用達ブランドとして君臨するカンパニーですが、このデザインはイギリスらしい、ノスタルジック&ラブリーなデザインであることが印象的でした。

もともとは18世紀のハンドプリント時代のデザイン画の復刻らしいです。ピンクや黄色、グリーン、ブルー、クリームなどのパステルカラーを背景に、小さくて可憐なハミングバードが描かれています。軽やかに木々や木の葉のあいだを飛び回っている様子は、愛嬌がありラブリー!見る者を幸せな気分にしてくれます。

なるほど、ハミングバードが「愛と美と幸せのシンボル」といわれる所以が容易に理解できます。

Photo: Cole&Son

■ハミングバードコレクションはかわいいピンク色のコレクションブックになっていて、思わず、これ欲しい~と思ってしまうほど。

同じ色、同じデザインで壁紙&ファブリック共にプロダクト展開されています。日本における、コールアンドサン社のファブリック部門の代理店はないのですが(残念です。)

コットンサテンやシルクのプレーンな生地にきれいな刺繍が入ったファブリックが一緒になっていて、記念にそおっと、ナデナデしてきました。

全体的ににぎやかなデザインですが、ベースが淡いやさしい色遣いであることや自然の木々や愛らしい小鳥であることから、日本の住宅でも受け入れられやすいのではないかと思います。ぜひいつかどこかで使ってみたいなと思う壁紙でした。

 

世界の最高級アート「HOKUSAI」 

この他にも、イタリアやフランスからの壁紙新作紹介がありました。

イタリアFromental 社からは、北斎に心酔した「ジャポニズム」からインスパイアーされたという「HAIKU」「KIKU」がありました。

桜や菊、鶴、足立美術館の松の木、豊かな日本の情景がまるでビーズや刺繍、一筆一筆繊細なペインティングでつくりこまれています。ビーズは日本からわざわざ取り寄せされたそうです。

エレガントで崇高なムードは目を見張るものがあります。

Fromental

デザイナーのインタビューを拝見しました。

西洋人の現代においても北斎に夢中、熱い日本の美や美徳に対するあこがれが伝わり、日本人としてうれしい気持ちとともに、なにか焦燥感のようなものを感じます。

私もインテリアに関わる人として、研鑽が必要です。

Thank you!

SHERE
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