インテリア・ゆるトーク vol.1 「永遠のローラ・・・」(秀樹ではないほうです。)
目次
永遠のローラアシュレイ
イギリスローラアシュレイの人気は、令和時代になっても衰えることはない様子です。
毎年かならず、『ローラアシュレイのカーテン、ください!』というお客様に出会うものです。
ところで、「ローラアシュレイ」ってご存じですよね。。。(今さら聞けないあるあるですが)
ということで改めて調べてみました~👓
1953年、イギリスのローラアシュレイという女性デザイナーが、当時V&A(ヴィクトリア&アルバート博物館)で伝統的な手工芸品の流行にヒントを得て、ヴィクトリア朝のイギリスらしい色やかわいいデザインを布にプリントして、スカーフとして売り出したことが大きなスタートでした。
それはそれは、世に出たとたん、当時の英国淑女たちの心をわさっとひと掴み、一躍ロンドンでファッションリーダーの存在として大流行!
お隣フランスパリでも、さらには大陸を渡ったアメリカNYCでも大きなビジネスサクセスを成し遂げました、とさ。
もちろん今日あるように、ファッションだけではなく、ホームコレクションアイテムの数々、テキスタイル、壁紙、家具など、一大ビジネスへと発展したのです。
70年後の現代の世界中のファンたちがローラアシュレイに恋焦がれる気持ちは同じで、まったく、時代を超えてLovely(かわいい)&Comfortable(ほっとできる居心地のよい、癒される)を求めることは不変であることが証明されます。
主にパステル調の色彩で、自然の庭(ガーデン)に咲くフラワーを描き、イギリス田園風景でみられる自然をモチーフにされたデザインが、クラッシックローラアシュレイで、人気があります。
現代では、モダンで流行りのニュアンスカラーを使ったデザインもあるようです。
朗報です!
実は、最近、ローラアシュレイテキスタイルの最新コレクションが日本でも見られるようになりました。気になる方がいらっしゃいましたら、お声かけくださいませ。
実例のご紹介
それでは「ローラアシュレイ風のカーテン」の実例をご紹介いたします。
お客様の描くイメージに合わせて、ガーリーでロマンチック、ドリーミングなファブリックを選定して仕上げております。
【POWDER ROOM】
Fabric: イギリス Botanical -Chintz(裏地付きカーテン)
壁紙や照明とのバランスが難しかったですが、その分、すいぶん褒めていただきました。
既存のうっすらクリーム色で小花模様の古典的な輸入壁紙でした。個性に合わせて調和のとれたファブリック選びはなかなか苦労いたしました。
【Living Room】
Fabric: イギリス Flowren-73(裏地付きカーテン)
淡いピンク地に野に咲く可憐なお花がイメージにピッタリでした。お写真ございませんが、裾刺繍が美しいレースカーテンと組み合わせました。
イギリスのファブリックはいくつかのジャンルはありますが、このようなお花をモチーフにしたデザインがやはり人気があります。これはちょうど100年前、アートアンドクラフト運動を起こしたモリス(WilliamMorris)にも通じるところがあります。